助成金は、厚生労働省所轄の機関から支給される返済不要の給付金です。融資とは異なり、返済は不要です。
助成金は、雇用保険料を財源としており、雇用保険に加入している事業所は受給する資格があります。
ほかに国から無償で支給されるものとして、経済産業省所轄の補助金がありますが、補助金は公募して審査するものが多く、審査を通過しなければ支給されません。補助金と比較し、助成金は条件を満たしていればもらえる可能性が高く、中小企業にとってはメリットのある、お得な制度です。
助成金には、どんなものがあるのか
厚生労働省 雇用関係助成金一覧より
・雇用維持を行う助成金
・再就職支援するための助成金
・高年齢者、障害者等の就職困難者を雇い入れた際の助成金
・雇入れ関連の助成金
・雇用環境の整備等の助成金
・仕事と家庭の両立支援をするための助成金
・キャリヤアップ、人材育成を行うための助成金
助成金は、比較的短い期間で条件や支給額が変更になることがあります。また、予算額に達して終了になる助成金も多く、常に最新の情報を知ることが大切です。
助成金の種類や詳しい内容については、松林労務管理事務所までお問い合わせください。
助成金をもらうためには
助成金の申請には、次の要件を満たしている必要があります。
1. 雇用保険に加入している
2. 法定帳簿、就業規則などの書類が整備されている
(助成金の支給申請、計画書提出時には法律に基づいた書類の提出を求められる)
3. 労働保険料を納めている
(労働保険料の未納があれば、ほとんどは不支給要件となる)
なお、助成金によっては、事前に手続き等が必要なものもあります。